ラーメン博物館

ラーメン博物館

<茶々丸>
 ラーメン店紹介、今回は特別編です。新横浜ラーメン博物館へ行ってきました!

蓮華
<蓮華>
 新横浜ラーメン博物館は、横浜市新横浜にある施設で、日本のフードテーマパークの先駆けと言われています。全国各地の有名ラーメン店が集まっている他、ミュージアムショップや喫茶店も併設、さらに館内は昭和レトロな雰囲気で統一されています。

<茶々丸>
 チキンラーメンが発売された1958年の街並みを再現しているということで、昭和の中でも相当古い時代ですね。でもラーメン店の方は老舗だけでなく新世代のお店も続々、最近では海外からの逆輸入もあったりするので、その辺ちょっとギャップがありますが(笑)。

蓮華
<蓮華>
 ここでは全店に「ミニラーメン」(570円)があるので、無理なく何軒も食べ比べできるのも嬉しいですね。

<茶々丸>
 私は大学入学して上京した頃、初めてラーメン店のラーメンにハマった時期に何度か行ったことがありますね。あれからいろいろあって、ここに来るのは実に十数年ぶりです。お店もかなり入れ替わってますので、どんなラーメンが食べられるか非常に楽しみです。

利尻らーめん味楽『焼き醤油らーめん』

利尻らーめん味楽『焼き醤油らーめん』

蓮華
<蓮華>
 今回の1軒目は北海道の利尻島から、『利尻らーめん味楽』です。北海道最北端の離島にある上に、営業時間は2時間半という「日本一ハードルの高いラーメン店」。売りはもちろん、有名な日本三大昆布「利尻昆布」を使った出汁です。

<茶々丸>
 昆布出汁メインということで、蕎麦つゆに近い和風な味を想像したんですが、思った以上に醤油が香ばしいですね。麺も黄色が強い歯応えある中太麺で、北海道出身の自分としても馴染みがあります。具にも昆布が入っている他、シャキシャキの長ネギやもやしを麺と一緒に食べた時の食感が良いです。

二代目げんこつ屋『げんこつらーめん』

二代目げんこつ屋『げんこつらーめん』

蓮華
<蓮華>
 2軒目は『二代目げんこつ屋』。元あった東京のお店は2007年に閉店して初代店主も亡くなりましたが、息子の二代目店主によってラーメン博物館で復活しました。

<茶々丸>
 げんこつと言うと、ついつい『らあめん花月嵐』の影響でこってり豚骨を連想するんですが(汗)、こちらは醤油ラーメン。まぐろ節と昆布の和風スープと、鶏豚の動物系スープのブレンドです。特にまぐろ節ってあまり食べたことなかったんですけど、なかなか芳醇というか、澄んであっさりしていながらもコクがあります。麺も魚介によく合うモチモチの太麺。

すみれ『味噌ラーメン』

すみれ『味噌ラーメン』

蓮華
<蓮華>
 3軒目は『すみれ』。札幌ラーメンを代表する有名店の一つで、現在はセブンゴールドでカップ麺化もされて全国的な知名度を誇ります。ラーメン博物館では一度退店したものの、人気を受けて異例の再出店を果たしました。

<茶々丸>
 十数年前にも一度食べましたが、その時はあまりの油こってりなパンチの強さにやられて、まともに味わえなかったですね。「ハードパンチ」とかけて「ラードパンチ」って呼んでました(笑)。

蓮華
<蓮華>
 では今回はリベンジということで。

<茶々丸>
 十数年で多少は鍛えられたので(笑)、今回は美味しくいただきました。と言ってもやはり超こってり濃厚は変わらず。何たって熱々スープが油でピタッとフタをされて湯気が立たない……! その分、味噌にニンニクも加えたコクは底なしで、札幌味噌らしいコシの強い太麺も合わせて、食べ応えでは他の追随を許しません。

こむらさき『とんこつラーメン』

こむらさき『とんこつラーメン』

蓮華
<蓮華>
 4軒目はラーメン博物館オープン以来唯一の皆勤賞、『こむらさき』。熊本ラーメンの元祖と言われる老舗です。

<茶々丸>
 特徴は何と言ってもニンニクチップ。これを使ったのはこむらさきが初めてなんだとか。ニンニクのカリッと香ばしい風味がたまりません。近年の熊本ラーメンのトレンドである濃厚な黒マー油は使っておらず、白濁豚骨でありながらわりとあっさり。マイルドな口当たりでスルスル食べ進められます。

蓮華
<蓮華>
 ――あれっ、これで終わり? 全部で9軒あったはずだけど?

<茶々丸>
 一日で全部は食えない(汗)。いや、今回行けるところまでは行こうと思ったんだけど、ミニラーメンと言えどもさすがに一日で立て続けに4杯も食ったらちょっとキツいというか……。あとこの昭和レトロ空間も、あんまり長居し過ぎるるとちょっと……「昭和酔い」してくるというか。
<蓮華>
 まぁ何事も程々が一番ですね。

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