こってり濃厚なのに驚きの食べやすさ
＜蓮華＞
今日は２回更新、まずはレギュラー商品です。カップ麺の有名店商品の草分けである、ロングセラー『日清名店仕込み』シリーズ。今やセブンアンドアイの看板ともいえるシリーズから、今回は味噌ラーメン『すみれ』です。
＜茶々丸＞
新商品を追いかけるのに手一杯で、なかなかレギュラー商品をご紹介する余裕がなかったんですけど、今回この『すみれ』の新商品（リニューアル）で『唐玉味噌』というのが出たんで、このタイミングで行っとこうと。『名店仕込み』シリーズ初期の頃に食べて以来なので、下手したら15年ぶりくらいかも……（汗）。
＜蓮華＞
『すみれ』は平成元年に北海道札幌市で創業。札幌ラーメンの老舗中の老舗『純連』からのれん分けのような形で誕生しました。こちらも札幌味噌ラーメンを代表する有名店へと飛躍を遂げ、現在では両店の影響を受けたお店を指す「純すみ系」という言葉も生まれました。
＜茶々丸＞
ラーメン博物館で食べたことあります。懐かしいですねー。ただその当時はまだ初めてラーメンに興味持ったばかりの頃で、こってりタイプをあまり食べ慣れてなかったもんで、あまりのヘビーなパンチ力にダウンさせられました（汗）。今食べたらもっと美味いんだろうなぁ……。
＜蓮華＞
それでは本日の一杯、『日清名店仕込み すみれ 札幌濃厚味噌』です。
＜茶々丸＞
さあまずはご覧ください、液体スープを入れると湯気が立たない（笑）。
＜蓮華＞
つまり、油がスープの表面にガッチリとフタをして、熱が閉じ込められてるという……。
＜茶々丸＞
食べてみると、いやもう最高に美味いです。札幌ラーメン自体、元々濃厚なのが多いですけど、中でもこれはラードのきいた抜群のこってり感、そしてただ濃いだけではない、かなり複雑で重層的な旨味と甘みがあります。
＜蓮華＞
原材料表記を見るとポークエキスや香味油はもちろん、椎茸エキスやカラメルソースなども。いろんな素材から出汁を取ってるんですね。
＜茶々丸＞
麺も札幌味噌らしく真っ黄色な極太麺。加水率の高い歯応えモッチモチなタイプですね。なかなかカップ麺でこれを忠実に再現してくれてる商品少ないんですよ。
＜蓮華＞
そういえば『大盛！ 札幌系コーン味噌ラーメン』の時も、そんな話をしてましたね。
＜茶々丸＞
そしてこの商品の凄いのは、これほど分かりやすくこってり濃厚なのにも関わらず、クドさが全くなくて非常に食べやすいところですね。むしろ食べれば食べるほど食欲が湧いてペースアップするし、グビグビ飲んでパワフルなコクを実感しても罪悪感が薄い（笑）。多分お店の味はこれを遥かに上回るこってり具合だと思うんで、食べやすさの点ではカップ麺の方が勝ってるかもしれない。
満足度：Ｓ（何度でも食べたい）
価格：258円（税別）