洗練された強い旨味と香ばしさ
<蓮華>
今回は牛のオイルを使用した斬新な一杯が登場です。
<茶々丸>
ちょうと今日は土用の丑の日で、頭に“う”のつく食べ物を食べると良いと言われてますから、ここはもちろん牛しかないですね! 鰻は今や絶滅危惧種だし、ラーメンと縁遠い食材なんでスルーで(笑)!
<蓮華>
今回のラーメンは、「ラーメンの鬼」と呼ばれた佐野実氏の考案レシピ。今は発売されていない幻のメニューを、氏が創業したラーメン店『支那そばや』の監修で商品化しました。
<茶々丸>
亡くなって既に4年経ちますけど、未だに何かの折にちょいちょい名前を見かけるし、何故か名前の頭に「故」って書かれてないことも多くて、何かまだ普通に生きてるような気がしてならないんですよね。生きてればまだ67歳ですし……。
<蓮華>
それでは本日の一杯、『ラーメンの鬼 焦がし牛塩らぁ麺』です。
<茶々丸>
いやもう「参りました」って感じの美味さですね! 透明感のある塩ラーメンですが、牛の旨味が凄くキレのある強さで、オイルのコクも強く、一口目から一気に引き込まれます。ペッパーのアクセントがきいて少し喉に染みるけど、むしろ喉を鳴らしてグビッと飲み込みたくなる。
<蓮華>
塩ラーメンでそこまでインパクト抜群なのは凄いですね。
<茶々丸>
後はやはり香ばしさ。今回「焦がし」っていうのもあるけど、今まで何度か食べた牛のスープにも共通する、何か鶏や豚にはない、喉の奥を攻めてくる香ばしい風味があります。麺は細いフライ麺ですが、ノンフライ麺にも引けを取らないしなやかさとモチモチ感があって、淡麗スープにズバリの相性。かやくのバラチャーシューやメンマも、小さいけど量は多めで食感もしっかりしている。いやぁ今回は圧巻でした!
満足度:A+(もう二、三度食べたい)
メーカー:明星食品
発売日:2018年7月16日
価格:205円(税別)