何杯でも食べられるあっさり味の極み
<蓮華>
今回はサッポロ一番から有名店商品です。日本三大ご当地ラーメンの一つ、喜多方ラーメンが登場しました。
<茶々丸>
……その日本三大ご当地ラーメンというの、個人的には最近ちょっと疑問を持ち始めてるんですけども(汗)。
<蓮華>
急に何を言い出すんですか?
<茶々丸>
札幌、博多、喜多方で日本三大ご当地ラーメンって言いますけど、ハッキリ言って札幌と博多が完全に群を抜いて「二大巨頭」だと思うんですよね。カップ麺で商品化される数だって他の地方とは全く比較にならないでしょう。
<蓮華>
まぁやっぱり、札幌は味噌ラーメン、博多は豚骨ラーメンのそれぞれ元祖的な存在ですし、他の地方とは別格というイメージはありますね。
<茶々丸>
そこへいくと喜多方ラーメンは全国区の有名店があんまりないし、カップ麺で取り上げられる機会も少ないし。特に喜多方のカップ麺は、あのモチモチ食感の平打ち太麺をちゃんと再現してる商品がほとんどなくて、期待して食べたら「これただのフツーの醤油ラーメンじゃないか!」って思ったりするケースが結構あってねぇ……。
<蓮華>
でも今回は有名店商品ですから、期待を裏切られることはないと思いますよ! 『坂内食堂』はラーメン店14杯目『喜多方ラーメン 坂内』の記事でもご紹介した、喜多方ラーメンの総本山とも言うべき老舗です。
<蓮華>
それでは本日の一杯、『坂内食堂 喜多方本店 中華そば』です。
<茶々丸>
おーっ! これは美味い!
<蓮華>
良かった……。
<茶々丸>
スープの淡い色合いは醤油ラーメンよりも塩ラーメンに近いくらいで、非常にあっさりだけど舌にピッタリ馴染んで離さず、飽きる間もなく一心不乱に食べ切ってしまいます。この馴染みやすさがまさしく喜多方。
<蓮華>
麺もちゃんと平打ちの中太麺ですよ。
<茶々丸>
嬉しいですねー。個人的にも平打ち麺の歯触りが好きなので。ただフライ麺で食感は少しカップうどんに近く、そんなに歯応えがあるわけではないです。贅沢を言えば、こういうラーメンこそノンフライ麺で食べたい……それでも美味いことに変わりはなく、これはもう毎日でも食べられるくらいの勢いですね。
満足度:A(もう一度食べたい)
メーカー:サンヨー食品
発売日:2018年7月9日
価格:205円(税別)