親しみやすさに特化した味
<蓮華>
今回はローソン限定商品です。愛知県のご当地インスタントラーメン『キリマルラーメン』がエースコックの製造でカップ麺になりました。
<茶々丸>
元は愛知県碧南市のメーカー「小笠原製粉」が販売している袋麺で、西三河地方では抜群の知名度を誇るとか……愛知県が尾張と三河に分かれるだけでも細かいのに、三河もさらに東西で分かれるんですか(汗)。
<蓮華>
最初は『キリンラーメン』の名前で1965年に西三河地域で発売され、最盛期はインスタントラーメンの地域シェアを独占する人気を博しました。大手メーカーとの競争激化により1995年に生産終了、一時は幻のラーメンと呼ばれましたが、復活を望む声に応えて2010年から全国販売を開始、2018年に『キリマルラーメン』に名称変更して現在に至ります。
<茶々丸>
本家『キリマルラーメン』の袋麺は化学調味料や保存料も使っていないという、こだわりの「家庭の味」ですね。広島カープ「ごましょうゆ味」や羽田空港「江戸前しょうゆ味」などコラボ商品も多数。いずれはこの辺もブログで取り上げてみたいです。
<蓮華>
それでは本日の一杯、『キリマルカップラーメン』です。
<茶々丸>
とにかく口当たりまろやかで甘みがあります。原材料表記におからパウダーとか豆乳パウダーとか書いてて、チキンやポークが後回しになってるのを見ても、コクやキレより親しみやすく柔らかい味を目指しているのがよく分かりますね。本当に引っ掛かりなくスルスル食べ終えてしまうので、あまり食べ応えのあるタイプではありませんが、まさにTHE 家庭向け。
<蓮華>
かやくは大豆加工品に玉子、メンマ、ネギです。
<茶々丸>
確かにこれは一度大手メーカーに敗れたのも分かるし、根強い支持でカムバックしたのもまたよく分かる。地域に愛される優しい味ということですね。
満足度:B+(かなり美味い)
メーカー:エースコック
発売日:2020年2月18日
価格:220円(税別)